「ロシア政府指示で射殺」

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共同通信

 【ベルリン共同】ドイツの裁判所は15日、首都ベルリンの公園で2019年8月、ジョージア(グルジア)人男性を白昼射殺したとして、殺人罪に問われたロシア治安機関関係者の男(56)=ロシア国籍=に終身刑の判決を言い渡した。犠牲者はロシア軍と長年戦った経歴があり、裁判所は男が本国政府の指示で犯行に及んだと指摘し「国家によるテロ」と断じた。

 ドイツのベーアボック外相は判決後「わが国の主権が侵害された」と述べ、ロシア外交官2人の追放方針を発表した。ロシア側は反発を強めており、両国関係が緊張する可能性がある。