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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は15日、世界の公的部門と民間部門が抱える債務が2020年に急拡大し、計226兆ドル(約2京6千兆円)に達したとする試算を発表した。新型コロナウイルス禍の影響で、過去最大を更新した。
世界の国内総生産(GDP)に対する債務残高は約2.6倍に拡大。20年は28ポイントも増加し、第2次大戦後の年間の伸び率としては最大を記録した。IMFは「各国は多額の負債と物価高に直面しており、適切なバランスをとった政策が必要だ」と訴えた。