米NY市警、初の女性本部長

12/15/2021

　【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市のアダムズ次期市長は15日、新たな市警本部長に黒人女性のキーチャント・スーエル氏（49）を任命すると発表した。同市警で女性の本部長は初めて。

　スーエル氏は現在、市近郊のニューヨーク州ナッソー郡の警察幹部。来年1月、アダムズ市政のスタートと同時に全米最大の約3万5千人の警察官を擁する市警のトップとなる。黒人の本部長は3人目。

　昨年ニューヨークで起きた銃撃事件は約1500件で、一昨年の倍となるなど暴力犯罪が急増。警察官出身のアダムズ氏は犯罪対策強化を主要政策に掲げており、新本部長の課題となる。