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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ国防省は16日、日本などインド太平洋地域に派遣した海軍フリゲート艦「バイエルン」が南シナ海を通過中だと発表した。ドイツ軍艦の同海域通過は約20年ぶり。ドイツ政府は中国が軍事拠点化を進める南シナ海について、国際秩序が「圧力にさらされている」と訴え、航行の自由確保に尽力すると表明した。
欧米各国の中国に対する懸念は強く、米海軍は南シナ海に艦船を派遣する「航行の自由」作戦を展開。英海軍の空母クイーン・エリザベスも今年夏、南シナ海に入った。インド太平洋でのプレゼンス(存在感)強化を目指すドイツも足並みをそろえた形だ。