11月のマンション発売が倍増

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共同通信
東京五輪・パラリンピックの選手村だった「晴海フラッグ」(東京都中央区)=2020年7月

 不動産経済研究所が16日発表した首都圏(1都3県)の11月の新築マンション発売戸数は、前年同月比95.4%増の5452戸で3カ月ぶりに前年同月を上回った。今夏開催された東京五輪・パラリンピックの選手村だった「晴海フラッグ」(東京都中央区)など大型物件の発売が寄与して大幅増となった。

 晴海フラッグは販売が好調とされ、発売月に売れた割合を示す契約率も首都圏全体で79.9%と好不調の目安とされる7割を超えた。研究所の担当者は「需給はともに強い状況だ」と分析。住宅ローン減税が見直される前に購入しようという動きもあったようだ。

 1戸当たりの平均価格は6123万円。