大阪浄水場事故、男性を無事救出

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共同通信
地下に取り残されていた作業員が救出された浄水場の工事現場付近=18日午前10時36分、大阪府守口市(共同通信社ヘリから)

 大阪府守口市にある浄水場の工事現場で16日、浄水場をつなぐ配水管敷設のため地下24メートルで掘削作業をしていた男性作業員(25)が取り残されていた事故で、男性は18日朝、無事救出された。水漏れが発生して土砂が流入し、逃げ遅れていた。消防や府警によると、男性に目立ったけがはなく、医療機関で健康状態の確認を受けている。

 大阪広域水道企業団などによると、男性作業員ら3人が16日午前8時ごろから、大庭浄水場と庭窪浄水場に配水管を通すため、約1キロにわたり直径約1メートルの横穴を掘る作業をしていた。付近で水漏れが発生し、男性2人は脱出したが、男性は逃げ遅れていた。