マスク100万枚と検査キット50万個配布
NY市、オミクロン株対策を強化
ニューヨーク市は16日、感染者が急増するオミクロン株対策としてマスク100万枚と家庭用検査キット50万個を配布すると発表した。同日、ゴッサミストが伝えた。
市の計画では20日から、コロナで甚大な被害を受けた地区のコミュニティ団体を通じてKN95マスクと検査キットを配布する。市長事務局の人種の多様性と平等のための特別チームが選定する。チョクシ保健局長は「データは警戒すべき傾向を示している」と指摘。「オミクロン株は市内で急拡大している」と続け、高齢者や既往症のある市民は、ワクチン未接種者と密な接触の可能性のある場所を避けるように訴えた。また、すべてのニューヨーカーに公共の屋内ではKN95などの高性能マスクを着用するよう勧めている。
デブラシオ市長も検査所5カ所を新設し、移動検査所も設けることを明らかにした。検査所が混雑している場合、家庭用検査キットを持ち帰ることもできる。ブースター接種促進のキャンペーンも行う。市内ではすでに150万人がブースター接種を受けたという。市内の事業体ではワクチン接種とマスク着用が求められている。レストランや劇場では5〜11歳の子供にもワクチン接種が1回必要となる。市では19日から検査官を派遣して、遵守しているかを確認する予定だ。
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