オミクロン、急速に主流化

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共同通信
新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの新変異株、オミクロン株が世界で猛威を振るい、主流化が急速に進んでいる。最初に報告した南アフリカでは既にデルタ株から置き換わり、欧米諸国でも市中感染が加速する。2日間で新規感染者が倍増するとされ、感染力の強さが際立つ。世界保健機関(WHO)によると、89カ国・地域に拡大した。各国はワクチンの追加接種が有効とみて対応を急いでいる。

 厚生労働省によると、日本では18日時点で65人のオミクロン株感染が確認された。海外からの入国者や濃厚接触者にとどまるが、市中で広がった場合、感染者を早期に発見できる検査体制が求められそうだ。

英ロンドンの病院でのワクチン接種に並ぶ市民=13日(ゲッティ=共同)