国交省、推計方法の検討に3年超

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共同通信

 建設受注統計の書き換えを巡り、国土交通省の瓦林康人官房長は20日の参院予算委員会で、二重計上が起きる一因となった推計方法変更に3年超の検討時間を費やしたと明らかにした。国交省は、二重計上の問題に気付かなかったと主張しているが、当時の議論が十分だったのかどうか検証が求められそうだ。自民党の山下雄平氏への答弁。

 国交省はかつて、期限までに調査票を出さなかった業者は当月の受注をゼロとみなしていた。ただ、実態に合わないとして旧民主党政権下の2010年1月、推計方法変更の検討に着手。政府の統計委員会部会の議論などを経て、安倍政権下の13年4月から新手法を適用した。