ネットいじめ、投稿不能に

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共同通信
タブレット端末からいじめ関連の単語を投稿できなくするための設定画面

 兵庫県尼崎市教育委員会は同市の小中学生約3万人に配った端末で「死ね」「殺す」など他人を中傷する投稿をできなくするシステムを導入する方針であることが22日、分かった。東京都町田市立小6年の女子児童がインターネットのタブレット端末で悪口を書き込まれ、いじめを訴える遺書を残して自殺した問題などを受けた対応。

 投稿しようとすると教諭に児童名が通知され、いじめの早期発見と指導につなげるのが狙い。児童の投稿を制限する取り組みは全国でも珍しい。国は小中学生に1人1台の端末を配備する「GIGAスクール構想」を進めている。