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共同通信
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25人が犠牲となった大阪・北新地のビル放火殺人事件で、現場の心療内科クリニックの防犯カメラ映像に、燃えさかる炎や煙から逃げる利用者らを捕まえようとする谷本盛雄容疑者(61)の姿が写っていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。より多くの人を火災に巻き込もうとしたとみられ、府警は強い殺意を裏付ける証拠とみて映像の解析を進める。
捜査関係者によると、クリニックに通っていた谷本容疑者はエレベーターで来院した。受け付けを済ませるようなそぶりを見せた後、ガソリンとみられる液体に着火。突然の火災に混乱する現場で、谷本容疑者は逃げ惑う人々を捕まえようとしていた。