5人の女性副市長誕生へ
アダムス次期市長が指名
ニューヨーク市のアダムス次期市長は20日、女性5人を次期副市長に指名した。20日付、ニューヨーク・タイムズが報じた。
「私のリーダーシップの中核になる」とアダムス氏が紹介したのは、ロレイン・グリロ主席、ミーラ・ジョーシー業務担当、マリア・トレス=スプリンガー経済開発担当、アン・ウィリアムス=アイソム保健・人的サービス担当、シーナ・ライト戦略業務担当の各副市長。グリロ氏は、現政権でも上席顧問を務める市政のベテランだ。ジョーシー氏はタクシー・リムジン委員長を経験し、現在、連邦運送安全局副局長。トレス=スプリンガー氏はフォード財団副会長、ウィリアムス=アイソム氏はフォーダム大学大学院の児童福祉学科長。ライト氏は非営利団体ユナイテッド・ウェイの地元責任者で、バンクス次期教育長のパートナーでもある。
アダムス氏は「私は女性たちに育てられたお母さんっ子だ」と前置きし、「この5人ほど、あふれるエネルギーとにじみ出る思いやりで市民のために身を粉にして戦う人間はいない」とコメント。グリロ氏は「一丸となってアダムス次期市長の政策を実践していく」と決意を述べた。フォーダム大学で政治学を教えるクリスティーナ・グリーア准教授は「女性は協力し合って思考する。難局を乗り切るのに役立つはず」と期待を寄せている。
→ 最新のニュース一覧はこちら←