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共同通信
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経団連の杉森務副会長は22日までに共同通信のインタビューに応じ、2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向け、原発の新設・リプレース(建て替え)が不可欠との考えを表明した。原発を含めたエネルギー政策全般の提言を来年3月に取りまとめる意向も示した。
脱炭素化に取り組む企業を支援する目的で政府が創設した2兆円の基金に関しては評価する一方、「(研究開発だけでなく)社会への実装、インフラづくりを考えると少な過ぎる」と指摘。国際的な産業競争力の維持へ欧米に劣らない財政支援を要請した。
杉森氏はENEOSホールディングス会長。