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共同通信
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三菱電機は23日、検査不正などの一連の不祥事を止められなかったとして、漆間啓社長と前社長の杉山武史氏、前会長の柵山正樹氏ら12人に役員報酬の減額や返納を求める処分を決めた。外部の弁護士で構成する「ガバナンスレビュー委員会」がこの日まとめた報告書で「極めて重い経営責任」と指摘したことを受けた措置。責任を明確化し、信頼回復につなげたい考えだが、直近でも新たな不祥事が浮上しており、先行きは不透明だ。
別の調査委員会による不祥事の原因究明の途中経過も公表。両委員会と漆間社長は23日午後に記者会見する。