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共同通信
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国立がん研究センターは23日、小児や思春期・若年世代がんの5年後の生存率を種類別に初集計した。0~14歳の小児がんの5年生存率は70~90%のものが多く、大人のがんより高い傾向が明らかになった。がん対策の基礎資料として治療法選択などへの活用が期待される。思春期・若年世代のがんは支援が届きにくいという課題があり、生存率が改善していくか長期的にフォローアップすることが重要になる。
国立成育医療研究センターの松本公一・小児がんセンター長は「子どもは抗がん剤や放射線治療が効きやすいことが要因と考えられる。大人に比べて薬の開発に時間がかかるのが課題」と指摘した。