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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアの与党、人民党は24日の中央委員会総会で、党首であるフン・セン首相(70)の後継首相候補として、長男のフン・マネット陸軍司令官(44)を選出した。国営メディアが伝えた。在任約37年のフン・セン氏は当面退任しない意向で、首相世襲の実現は早くても数年後になる見通しだ。
カンボジアを実質支配する人民党が権力の世襲を公式に認めたことで、今後はフン・マネット氏の政界での存在感が高まる。国政を長年担ってきた指導層全体の世代交代も進みそうだ。
フン・マネット氏は1999年に米陸軍士官学校を卒業。英ブリストル大で経済学も学んだ。