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共同通信
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徳島県海陽町の第三セクター阿佐海岸鉄道は25日午後、道路と線路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運行をスタートさせた。同社によれば、本格的な営業運行は世界初。
同社のDMVはマイクロバスを改造。道路用の四輪に加え、線路用の車輪が底部に付いている。定員は計21人。11月、国の検討会で安全性にも問題がないと評価された。
運行区間は約50キロで、阿波海南(海陽町)と甲浦(高知県東洋町)の約10キロ区間は「鉄道モード」で線路上を走行する。それ以外の室戸岬(同県室戸市)を巡る場所などでは、鉄道用の車輪を収納し「バスモード」で道路を走る。