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共同通信
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赤い布地に色鮮やかなだるまがあしらわれた巾着袋―。デザインを学ぶ福島県の短大生らが25日、東京電力福島第1原発事故による全町避難が続く同県双葉町で、小学校に残された紅白幕やカーテンをリメークした日用品をお披露目した。来年1月、町の新成人に贈られる。
環境省の地域活性化事業の一環。紅白幕やカーテンは児童らが避難した双葉南小と双葉北小に残されていた。短大生のアイデアで、巾着袋やペンケース、ふくさに生まれ変わった。
デザインに携わった郡山女子短大2年の西塚笑子さんは「新成人は原発事故後、全国に転校を余儀なくされた。古里の小学校を思い出してもらえれば」と話した。