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共同通信
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岸田文雄首相は、来年1月4日に米ニューヨークで始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議でビデオ演説する方向で調整に入った。出席できないか検討していたが米国での新型コロナウイルス「オミクロン株」感染拡大を受け、現地訪問は見送る。ビデオ演説では、戦争被爆地・広島出身の首相として「核兵器のない世界」実現への決意を示す考えだ。複数の政府関係者が26日、明らかにした。
NPT再検討会議で、これまで日本からは外相や外務副大臣が出席して演説しており、ビデオ形式とは言え首相による演説は異例だ。首相は、21日に「極めて重要な会議を成功させるため、全力を尽くす」と語った。