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共同通信
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やり切れない思いでいっぱい―。大阪・北新地のビル放火殺人事件の谷本盛雄容疑者(61)が死亡したと知った患者らからは30日、無念の声が相次いだ。
現場のクリニックに通院し、事件後に訪れて手を合わせてきた大阪市の男性会社員(42)は「なぜこんなことが起きたのか。それが一番知りたいことだったのに、分からなくなってしまった」と話した。「警察は今できる捜査をきっちり進めてほしい」と声を絞り出し、真相解明を求めた。
現場近くに住む精神保健福祉士の女性(65)も「本当のことを知ることができなくなり、残念すぎます」と無念さを隠さなかった。