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共同通信
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25人が犠牲となった大阪・北新地のビル放火殺人事件で、大阪府警は31日、殺人と現住建造物等放火の疑いが持たれており、30日に死亡した谷本盛雄容疑者(61)=住所職業不詳=を司法解剖、死因は重度の一酸化炭素(CO)中毒による蘇生後脳症だったと明らかにした。
捜査関係者によると、現場となった心療内科クリニックから心肺停止状態で搬送された谷本容疑者は30日午後7時5分、大阪市内の病院で死亡した。顔や手にやけどを負った上、重度のCO中毒や気道熱傷もあった。集中治療で蘇生したが、危険な状態が続いていた。一時心肺停止になったことで脳が損傷し、心肺機能も衰え死亡した。