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共同通信
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静岡県熱海市の大規模土石流発生から半年となった3日、被災した伊豆山地区の住民らが現地付近で黙とうした。遺族は「半年たったからといって気持ちが癒えることはない」と吐露。県警や下田海上保安部は通常より多い計約80人態勢で、行方不明となっている太田和子さんを捜索した。
発生時刻と同じ午前10時半ごろ、現場付近に遺族や被災者ら約15人が集まり、約1分間黙とうした。母を亡くした瀬下雄史さん(54)は「あの日を思い出して眠れないこともある」と今も続く苦しみを訴え、自宅が全壊した太田滋さん(65)は「復興と並行して原因究明を進めてほしい」と強調した。