オミクロン、低い重症化リスク
市内5区で急増も、病床ひっ迫せず
新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染が急増しているニューヨーク市で、第一波ほどの重症化や病床のひっ迫はみられていない。amニューヨークが2日、伝えた。
市保健精神衛生局の最新のデータによると、昨年12月24日から30日までの7日間の平均感染率は20%。市内5区すべてで、感染者は10万人あたり2000人を超えていた。市内18の地区で40%以上、また117のコミュニティで30%以上の陽性率を記録している。
同期間の7日間平均陽性率をみると、ブロンクス区のフォーダム、キングスブリッジ、ユニバーシティハイツがいずれも44.62%で最多。最も低かったのは、マンハッタン区トライベッカの17.24%だった。同期間の新規感染者数では、ブルックリン区のサイプレスヒルズとイーストニューヨークが最多の2271人。最小は41人のマンハッタン区金融街だった。
入院、死亡者数は過去数週間に増えているものの、第一波と比べて、はるかに少ない。市保健精神衛生局は12月30日、7日間の平均感染者数を2万8386人としたが、うち入院した患者数の7日間平均は477人で、死者数は平均27人だった。第一波の7日間平均感染者数(2020年4月9日時点)は5389人だったが、入院者数は1535人、死亡者数は755人で、重症化する割合が極めて高かった。
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