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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエルの人権団体ベツェレムは4日、イスラエルが占領するヨルダン川西岸と東エルサレムで2021年にイスラエル当局に破壊されたパレスチナ人住宅が295戸に上り、895人が住宅を失ったと発表した。16年の366戸に次いで多く、17年以降最多となった。
イスラエル当局は「許可のない違法建築」として住宅破壊を正当化するが、パレスチナ人に建設許可を出すことはまれでベツェレムは「イスラエルのアパルトヘイト(人種隔離)政策がパレスチナの発展を妨げている」と非難した。
ベツェレムによると、17年には164戸、19年以降は毎年270戸以上が破壊された。