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共同通信
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昨年12月に東京大の特任教授に就任した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士が5日、記者会見を開き「社会の生きづらさを生む障害を明らかにしたい」と抱負を語った。東大での担当は「当事者研究分野」。障害者や薬物依存症患者らが研究対象だが、彼ら自身も研究に参加するというユニークな新分野だ。
野口さんは昨年5月、自身3度目となる約半年間の宇宙滞在から帰還。宇宙飛行士やトップアスリートが体験する極限状態が心にもたらす変化や、目標を達成した後に訪れる「燃え尽き症候群」をいかに克服するかの研究に取り組んでいる。