極超音速ミサイルと北朝鮮

01/05/2022

　【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、同国の国防科学院が5日に、極超音速ミサイルの発射実験を行ったと報じた。新たな技術を投入した弾頭部分が700キロ先に設定された目標に命中したとしている。同通信は実験を通じ弾頭部分の「操縦性と安定性が鮮明になった」と技術の向上を強調した。

　金正恩朝鮮労働党総書記は実験に立ち会わなかったが、朝鮮中央通信は金正恩氏を指す「党中央」が実験結果に「大きな満足」を表明し、関係者を熱烈に祝ったと伝えた。

　日本の防衛省によると、北朝鮮は5日午前、北部の内陸部から日本海に飛翔体1発を発射した。発射実験はこれを指すとみられる。