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「校舎こそ最も安全な場所だ」
NY市長、学校閉鎖しない考えを強調

新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染が急増する中、ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は3日、市内の公立学校を閉鎖しない考えを示した。ただ、この日の児童・生徒の出席率は67%にとどまり、安全についての認識を巡る保護者らとの溝が浮き彫りになっている。ニューヨーク・タイムズが同日、報じた。
アダムズ氏はブロンクス区の小学校前で、冬休みが明け対面授業が再開されたことを「とてもわくわくしている」と強調。「子どもたちにとって、学校の校舎こそ最も安全な場所だということを明確にしたい」とも述べた。
その上で、コロナ禍で続いたリモート学習は「全米最大学区の約100万人に上る児童・生徒の多くにとって不幸なものだった。とりわけ、低所得者層の子どもたちやホームレスの生徒にとっては、有害だった」との見方を明らかにした。
一部の保護者や市議からは、すべての子どもと教育関係者が検査を受けられるよう、冬休み後の学校開始を数日遅らせるよう求める意見があった。教育現場からは、多くの教師がコロナに感染し、隔離されているにもかかわらず、どのようにして適切な人員配置をすればいいのか、と疑問の声が出ている。市内の学校は3日から、無作為でのPCR検査を児童・生徒の20%に実施。ただし、ほとんどの保護者が検査を受けることに同意していない。
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