Published by
共同通信
共同通信
【モスクワ共同】燃料価格引き上げに抗議するデモが暴徒化したカザフスタン情勢で、ロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)は9日までに予定の部隊を投入し、治安維持のための本格的な展開を開始した。ロシアのプーチン政権は圧倒的軍事力を誇示してカザフの体制を擁護。旧ソ連圏での親ロ政権転覆を容認しない姿勢を鮮明にした。
ロシアのテレビ各局は8日、デモ隊に一時占拠され旅客機の発着が停止されている最大都市アルマトイの国際空港に、大型輸送機で運ばれたロシア軍の兵士や戦車などが展開し、空港を支配下に置いたと現地から報道。ここを拠点に市内の重要施設警備に当たるとみられる。