日大学長、再発防止策を報告

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共同通信

 日本大の理事長を兼務する加藤直人学長(70)は11日、文部科学省を訪れ、田中英寿前理事長(75)の所得税法違反事件や元理事による背任事件の再発防止策について報告した。文科省が同日までに検討状況を明らかにするよう要請していた。

 文科省は昨年12月、加藤学長を呼び文書で指導。各事件に絡んだ田中前理事長への損害賠償請求を検討し、外部理事を増やす仕組みを導入するなどガバナンス(組織統治)の強化を進めるよう求めていた。

 加藤学長は外部有識者で構成する「日本大学再生会議」で具体策を検討する意向を示していた。同会議は今年3月末をめどに提言をまとめる。