Published by
共同通信
共同通信
東京証券取引所は11日、4月に実施する市場再編に伴う新区分で、最上位のプライム市場にトヨタ自動車など1841社が移行する選択をしたとの結果を発表した。東証1部上場2185社の84%が最上位にとどまり、市場の姿はほとんど変わらない。東証が描く市場活性化につなげるには企業の成長を促すための一層の取り組みが鍵を握る。
東証の公表資料によると、中堅企業を含むスタンダードは1477社、新興企業向けのグロースに移行する企業は459社だった。
市場区分再編は、各市場の上場基準などを明確にして企業に価値向上を促し、海外から投資資金を呼び込むのが狙いだ。