死亡診断書に医師が異名を記載

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共同通信

 大阪複十字病院(大阪府寝屋川市)の副院長だった60代男性医師が2004年以降、医師免許の登録名と異なる名前で死亡診断書約130通の署名をしていたことが12日、病院関係者への取材で分かった。病院によると医師は「占いをきっかけに異名を使い始めた」と不正を認めているという。

 病院は厚生労働省に経緯を報告し、けん責の懲戒処分とした。医師は21年11月に依願退職した。

 医師は同病院で04年から患者の死亡診断書の作成時に異名で署名し始めた。名前の漢字1文字を、読み方が同じ別の漢字に書き換えていた。