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共同通信
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広島県呉市の私立呉港高の元男子生徒が、「反省指導」として丸刈りにされ、教師に殴られるなどして精神的苦痛を受け、自主退学に追い込まれたとして、同校を運営する呉武田学園や校長らに約180万円の損害賠償を求めた訴訟は11日、学校側が体罰や行き過ぎた指導を謝罪し、解決金を支払うことなどを条件に広島地裁(森実将人裁判長)で和解が成立した。
原告側によると和解条項には、学校側が「継続的に校則の内容や生徒指導の在り方を見直す」ことを盛り込んだ。原告側代理人の胡田敢弁護士は「社会的にも行き過ぎた指導や校則見直しのきっかけになれば」と話した。