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共同通信
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福岡市西区の玄界島にある旧中学校舎の敷地で女性=当時(82)=を殺害したとして、殺人などの罪に問われた住所不定の漁師中村雅満被告(46)は12日、福岡地裁で開かれた裁判員裁判初公判で「間違いない」と述べ、女性殺害の起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、女性とあいさつを交わす程度の間柄だった被告が、事件前に女性の畑作業を手伝っていて、犯行を考えついたと指摘した。
弁護側は、女性に新型コロナウイルス感染を疑われ「被告は頭が真っ白になった」と説明。犯行の背景に、被告の知的能力の低さもあると主張した。