仏電力の新型原発、また稼働延期

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共同通信
2016年10月、フランスで建設が進む欧州加圧水型炉(EPR)のフラマンビル原発(共同)

 【パリ共同】フランス電力(EDF)は12日、北西部フラマンビル原発に建設中の新型炉、欧州加圧水型炉(EPR)について、作業の遅れで運転開始に向けた燃料装填が2022年末から23年4~6月へ延期となると発表した。新型コロナウイルス流行の影響もあるとしている。

 国内1号機となるこのEPRは当初12年に稼働する計画だったが、設計上の不備や工事の欠陥が相次いで発覚し、10年以上遅れることになった。マクロン大統領は昨年、国内で原発建設を再び推進すると表明したが、再度の遅れは新たな計画策定に影を落としそうだ。