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共同通信
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文部科学省は12日、新型コロナウイルスの影響で大学入学共通テストを受けられない受験生について、国公立大の2次試験などの個別試験のみで合否判定を求めるとした救済策について「各大学が厳格に判定するので、有利にはならない」との見解をホームページに掲載した。大学関係者や受験生から公平性を確保できるか疑問の声が上がっていた。
見解では、救済策は今回限りとし、共通テストの本試験と追試験のいずれも受けられない対象者は極めて少数と考えられると説明。医療機関からの診断書などがなければ適用されず「意図的に共通テストを受験しない方法は選べない」と強調した。