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共同通信
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【ベルリン、カイロ共同】ドイツ西部コブレンツの裁判所は13日、シリアのアサド政権下で市民約4千人の拷問と数十人の拷問死に積極関与したとして、人道に対する罪に問われたシリア情報機関の元大佐アンワル・ラスラン被告(58)に終身刑の判決を言い渡した。
報道によると、シリアでの国家主導の拷問を審理する世界初の裁判で、国連が数万人死亡と指摘した拘束施設の実態がドイツで認定された。国際社会からさらなる解明を求める声が上がるのは必至だ。ドイツの法律では国外での戦争犯罪や人道に対する罪などを訴追できる。