Published by
共同通信
共同通信
25人が犠牲となった大阪・北新地のビル放火殺人事件で、殺人と放火の疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)=昨年12月30日に死亡=の自転車の鍵が、ビル1階のごみ箱から見つかっていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。府警は容疑者が現場の心療内科クリニックにいた大勢の人を巻き込む「拡大自殺」を企て、死後に不要となる所持品を直前に捨てたとみて調べる。
捜査関係者によると、ごみ箱からは複数の鍵が見つかり、うち1本が自転車の鍵だった。谷本容疑者は事件当日、自宅とみられる大阪市西淀川区の住宅から現場まで自転車で移動。自転車は近くの路上に捨てられていた。