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共同通信
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日銀が14日発表した2021年12月の国内企業物価指数(15年平均=100、速報)は、前年同月比8.5%上昇の108.7だった。21年の年間を通した指数は前年比4.8%上昇の105.1となり、比較可能な1981年以降で最大の伸び率を記録した。原油など原材料価格の高騰と円安に伴う輸入物価の上昇が影響し、歴史的な高水準が続いている。
12月の伸び率は過去最大だった昨年11月に次いで2番目の大きさ。10カ月連続で前年水準を上回った。企業の仕入れ費用がかさみ、消費者への販売価格に転嫁されて家計の負担増につながる可能性がある。