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オフィスの再開を続々と延期
GS、ウェルズ・ファーゴら
新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株の感染拡大が止まらない中、全米の企業は社員がオフィスに戻る再開の日を続々と延期している。当初は昨年9月に再開するとしていたが、先延ばし。あらためて、1月に再開する計画を立てていたが、またしても延期に追い込まれている。ウォール・ストリート・ジャーナルが11日、報じた。
オフィス再開に最も意欲的だった大手銀行のうち、ゴールドマン・サックス・グループは昨年6月にオフィスを再開したが、ホリデーシーズン後は少なくとも今月18日までは自宅での待機を求めた。ウェルズ・ファーゴは10日にオフィスを開ける予定だったが、取りやめた。同社は昨年12月、年明けに新たな再開計画を発表することを明らかにしていた。
法律事務所「Akin Gump Strauss Hauer & Feld」 はオミクロン株が広まる前の11月下旬の時点で、職場再開を巡る戦略を変更。オフィス再開の日を遠い将来と設定するのではなく、3週間前に通知することを従業員に伝達した。同事務所の広報担当者は「柔軟で適応力のある戦略は、有用だ」と強調する。
「Partnership for New York City」のCEO、キャサリン・ワイルド氏は「リモートワークの期間が長くなればなるほど、勤労者をオフィスに戻すのは難しくなるだろう」と指摘する。こうした動きに、オフィスの大家は不安を募らせているという。
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