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共同通信
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国土交通省による建設受注統計の書き換えを巡り、職員の是正提案に上司が取り合わなかったり、会計検査院に対して時間稼ぎのような対応をしたりしていたことが14日、国交省第三者委員会の報告書で分かった。第三者委は同省幹部が問題を矮小化し「責任追及を回避したいとの意識があった」と批判。後手に回った対応に、17日召集の通常国会で野党の追及が強まりそうだ。
第三者委の寺脇一峰委員長(元大阪高検検事長)は記者説明で「問題点が分かってもずるずる対応した。見る人によっては隠蔽工作と評価されても仕方ない」と述べた。