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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン大統領は14日、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融規制担当の副議長にサラ・ラスキン元FRB理事を指名する人事を発表した。残る理事2人にはいずれも黒人のミシガン州立大のリサ・クック教授とデービッドソン大のフィリップ・ジェファーソン教授を起用した。
上院の承認を得られれば就任する。バイデン氏は人選について、声明で「これまでにない多様な思考と視点をもたらす」と強調した。ラスキン氏は10年にFRB理事に就任し、財務省の副長官も歴任。クック氏は就任すれば黒人女性初の理事となる。白人男性中心との批判があるFRBの多様性の象徴となりそうだ。