令和四年 新年賀詞名刺交換会、開催
在ニューヨーク日本国総領事館
在ニューヨーク日本国総領事館は１月13日（水）、ニューヨーク日本商工会議所・ニューヨーク日系人会・日本クラブの共催のもと、「令和四年新年賀詞名刺交換会」をバーチャルで開催した。会場となったマンハッタン区・ミッドタウンウェストの日本クラブ会館から、在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使、ニューヨーク日本商工会議所の高岡英則会頭、ニューヨーク日系人会の佐藤貢司会長、日本クラブの上野佐有会長、ジャパンデイの上田淳会長の挨拶をライブ配信した。 山野内総領事・大使は「コロナとの戦いは容易ならざるものがあるけれども、我々はこの戦いに打ち勝つのであり、コロナは止めても、経済・社会は止めずにしっかり回していく。こういう心づもりで2022年に臨みたい」と挨拶。2022年を３つの『150周年』の節目の年として紹介し、「岩倉具視のアメリカ・ヨーロッパ使節団派遣から150年。日本の来し方を振り返る絶好の機会。NY総領事館も岩倉具視の来訪を期して産声を上げているので150歳。３つ目は野球の伝来。アメリカで生まれたベースボールが日本に来て野球になって150年。これも日本とアメリカの友好を考える上で非常に重要。」と述べた。また、自身の帰朝発令について触れ、３年３ヶ月に渡るニューヨークでの勤務について「これまで仕事ができたのは皆様の様々なお支えがあったからこそ、と心から思っている。この場を借りて、御礼を申し上げるとともに、後任に対して、支援をいただければと思っている」と謝意を述べた。
ニューヨーク日系人会の佐藤会長は英語でスピーチ。ガラなど2021年に開催したイベントについて振り返り、レストラン業界・旅行業界など昨年の大変な環境下でも特に奮闘する産業を称えた。
ニューヨーク日本商工会議所の高岡会頭は、オミクロンの爆発的な感染やインフレ・サプライチェーンの問題など騒々しい年明けになったことに触れつつも、「新年を迎えてかなり楽観視している」と述べた。コロナとの戦いも３年目を迎え知恵と武器を総動員してコロナと共生する社会に向かっていること、経済もコロナ禍からのリカバリーにより消費は堅調であり市場やビジネスモデルの変化・進化などが見込まれることに触れ、「ビジネスチャンスに満ち溢れる年になると思っている」と期待を寄せた。
日本クラブの上野会長は、「総じて見ればアメリカ経済・景気にとって着実にポストコロナに向かった年だった」と昨年を振り返った。バイデン政権になり、気候変動対策においてアメリカの存在感が高まったことやインド・太平洋地域の安全保障などを引き合いに出しながら、「今後幅広い分野において一層の関係深化や課題解決につながることを確信している」と述べた。
ジャパンデイの上田会長は、今年初めての試みとして５月14日（土）に「ジャパンパレード」を開催すると発表。「ニューヨークで『ジャパン』と名のつく、初めての記念すべきパレード」と紹介し、「将来ニューヨークで誰もが名前を知っていて楽しみにするようなイベントを目指し、まず第1回のパレードを成功裏に導けるよう全力を注ぐ」とイベントに込めた想いを語った。パレードのルートは セントラルパークの西81丁目から68丁目を南下する予定。現在企業のスポンサーシップやドネーションも募集している。協力企業はパレード内での名称表示などの広告効果のほか、ジャパンデイがNY州認定の非営利団体となることから税制優遇措置も受けることができる。「ジャパンパレード」の詳細はこちら。
後半では、ゲストスピーカーのジェトロ・ニューヨークの河本健一所長、日本政府観光局の山田道昭所長のZoom上での挨拶に続き、Zoomのブレイクアウトルームを利用し、約90名の参加者がバーチャル名刺交換と歓談を楽しんだ。
→ 最新のニュース一覧はこちら←
