米政府「N95」4億枚無料配布 検査キット無料配送サイトも立ち上げ

 

 

米政府「N95」4億枚無料配布

検査キット無料配送サイトも立ち上げ

 

写真はイメージ。FDA(米国食品医薬品局)によって認可されている3M社製の外科用N95マスク(Photo: SMS on the rocksj / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Surgical_N95.jpeg)
写真はイメージ(Photo:米国郵便公社(USPS)のホームページ(https://special.usps.com/testkits)より)




 バイデン政権は18日、非医療用高性能マスク「N95」4億枚を地域の保健施設や薬局を通じて無料配布すると発表した。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。

 米疾病対策センター(CDC)はマスクに関するガイドラインを変更。布マスクは医療用マスクやN95などと比べて性能が劣ると説明した。N95は大気中の微粒子の95%を捕集でき、最高の防御効果を期待できる。ところが、このところ供給が逼迫気味だった。

 バイデン政権はN95の国内メーカーに働きかけ、必要に応じて月産1億4100万枚までを確保。連邦保健福祉省のドーン・オコーネル副長官によると、先週末で戦略国家備蓄として米国製マスクを7億3700万枚を保有していたという。今回、この備蓄を取り崩す。来週末までに一般市民が手にすることができる。同政権は「個人向け防護用品の配布としては米国史上最大規模」としている。

 バイデン政権はまた同日、家庭用コロナ検査キットを無料で配送するためのホームページ(covidtests.gov)も立ち上げた。当初19日だった予定を1日前倒して開始した。感染力の高いオミクロン株が米国内で猛威を振るう中、対策が後手に回っているとの批判が高まっている。N95を各家庭に無料で配るべきだと提案する専門家もいる。



会見をするバイデン大統領=19日(Photo: ホワイトハウスのライブ配信 (https://www.whitehouse.gov/live/)よりキャプチャー)


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