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悪質な民間コロナ検査場に注意
個人情報盗難、不正確な検査結果提示
新型コロナウイルスのオミクロン株の急増で、車両やテントなどを使った民間の移動式検査場が次々とオープンする中、個人情報の盗難や不正確な検査結果の提示、本来は無料なはずの料金を請求するなど、悪質なケースが出ている。CNNが18日、報じた。
シカゴ市では、マスクや手袋を着用しない職員が対応にあたる検査場や、社会保障番号やクレジットカード番号の提出を求める検査場が報告されている。フィラデルフィア市では、歩道に設置された検査場が、連邦緊急事態管理局との共同運営と偽っていた。
イリノイ州公衆衛生局は「州当局は、州内のさまざまな検査場に対する苦情を認識しており、調査中だ」と強調。検査場での詐欺や犯罪行為について懸念がある場合は、司法長官事務所に連絡するよう呼びかけている。
こうした問題が起きる一因として、市と州の保健部門が、採取された検体の検査を行う検査機関を厳しく規制しているにもかかわらず、検体の採取を行う検査場の運営者を規制していないことが指摘される。正当な検査場を特定するには、州または市が、協力や資金提供をしているかどうかを確認するのも方法だ。ただし、合法的な検査場であっても、公式データベースに含まれていないものもあり、実際の判断は困難を極めている。
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