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共同通信
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【ニューヨーク共同】3月にオーストリア・ウィーンで開催予定の核兵器禁止条約の第1回締約国会議を巡り、オブザーバー参加の意向を正式に国連に伝えた国が10カ国に上ることが21日、分かった。関係筋が明らかにした。条約発効から22日で1年。核軍縮停滞の中、「核なき世界」の理念を共有する国々の輪は拡大している。
核兵器の開発から使用までを全面禁止する同条約をこれまでに批准したのは59カ国・地域。発効に必要な50カ国・地域に達した後も積み上がり、昨年はフィリピンやカンボジアなどが新たに参加。批准の前段階に当たる署名は86カ国・地域(批准国含む)が終えた。