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「インターボロー・エクスプレス」構想が前進
交通機関砂漠の解消へ

ニューヨーク州によるクイーンズ区とブルックリン区を直接で結ぶ新交通システム「インターボロー・エクスプレス」の構想が前進している。ホールク知事は20日、実現可能性調査を完了したと発表。州交通局(MTA)が実現可能だと判断したことを明らかにした。同日、ゴッサミストが伝えた。
インターボロー・エクスプレスはクイーンズ区ジャクソンハイツとブルックリン区ベイリッジの14マイルを40分で結ぶ電車、地下鉄または高速バス。地下鉄17路線およびロングアイランド鉄道(LIRR)に接続し、1日7万4000〜8万8000人の利用を見込んでいる。両区を直接で結ぶ公共交通機関はなく、不便を強いられてきた。また、周辺住民の71%はマイノリティー(人種的少数派)で33%は連邦貧困ラインの1.5倍を下回るという。「交通機関砂漠を解消し、平等な社会を実現する」とMTAのリエバー局長は話している。
MTAは現在、構想の具体化に活かすため、一般からの意見を集めている。その後、環境への影響を調査する予定。非営利団体リージョナル・プラン・アソシエーションのケイト・スレビン執行副会長は「マンハッタン中心の交通システムを変え、全市民が利益を得る」と支持を表明。アンドリュー・グナルズ州上院議員も「何万という市民にチャンスを与えるゲームチェンジャーだ」と評価している。




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