米、大使館職員家族に退避命令

Published by
共同通信
親ロシア派勢力の支配地域近くで警備するウクライナ軍兵士=21日、ウクライナ東部ドネツク州(AP=共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信によると、米国務省は23日、ロシアによる軍事行動の脅威が続いているとして、在ウクライナ米大使館職員の家族に国外退避を命じた。米政府雇用員の自主的な退避を認め、一般米国民には退避検討を促した。

 ロシアはウクライナ国境周辺に推定10万人の軍隊を展開。米欧は侵攻を警戒し、緊張が高まっている。

 ブリンケン国務長官は23日のCNNテレビで、ロシアに対し、ウクライナに侵攻した場合には「迅速かつ厳しい対応」を取ると述べ、改めてけん制した。

 バイデン米大統領は19日の記者会見で、ロシアが侵攻すれば「経済に深刻な代償を負わせる」と警告した。