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共同通信
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【ローマ共同】イタリア大統領選の2回目投票が25日行われた。前日の1回目に続き、大半を白紙投票が占め、当選に必要な票を獲得した候補はいなかった。有力候補とみられていたドラギ首相(74)の大統領就任に難色を示す声も上がった。
連立政権の一角で上下両院の最大勢力「五つ星運動」を率いるコンテ前首相は25日、新型コロナウイルス対策や経済復興に取り組んでいる難局において、ドラギ氏は首相にとどまり政権運営を続けるべきだと主張した。
一方、連立に加わる右派「同盟」のサルビーニ書記長は、中道右派連合としてペラ元上院議長(78)ら3人を大統領候補として提案すると表明した。