米リベラル派判事退任へ

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共同通信
米連邦最高裁のブライヤー判事(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米主要メディアは26日、連邦最高裁判事で最高齢のリベラル派ブライヤー判事(83)が今夏退任する意向だと報じた。27日にもホワイトハウスで正式表明する見込み。最高裁判事は終身制で、後任に同じリベラル派をバイデン大統領が指名できるよう、政権与党の民主党から早期引退を求める声が上がっていた。

 最高裁の判断は人工妊娠中絶や銃規制など米社会を二分する問題の行方を左右する。バイデン氏は判事に空席が生じれば初の黒人女性を指名する意向を示している。

 最高裁判事は共和党のトランプ前大統領が保守派を相次ぎ指名して、現在は保守派6人、リベラル派3人の構成。