N95マスク、紙袋保管で再利用可能
5~7日間でコロナ不活性化
ニューヨーク・タイムズ(20日付)は、新型コロナウイルス対策としての高性能マスクN95、KN95、その他の使い捨て保護マスクを再利用する方法を紹介した。ウイルスの予想生存時間は約72時間であり、マスクを紙袋に入れて5〜7日保管すれば、ウイルスの不活性化に十分で、安全に再利用ができるとしている。
感染力の強いオミクロン株の流行に伴い、米疾病対策センター(CDC)は、N95など保護機能の高いマスクの着用を推奨。ただ1個1~3ドルと高価格な上、リサイクル不可能な素材で作られており、環境への影響を懸念する声もある。
紙袋を、日当たりの良い窓のそばなど乾燥した場所に置くと、ウイルスの不活性化プロセスが強化される。呼吸により湿った程度なら、袋に入れて乾燥させれば再利用可能。雨に濡れるなどずぶ濡れになったマスクは必ず捨てるよう強調している。
マスクの洗濯、漂白剤やアルコールを使った消毒、熱や紫外線での処理は推奨していない。医療現場では、5回使用した後の廃棄が推奨されるが、一般使用の場合は、ゴムバンドがしっかりとフィットし続け、素材が清潔に見え、良好な空気の流れを提供する限り、使用を続けても構わないという。陽性者と接触した後や、ウイルスへの飛散が予想される場所にいた際は、再利用せず捨てるよう指摘している。
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